家を建てる時は、もうそれだけで気持ちがいっぱいになっていて、ふと見回すとお庭がさびしい。私たちの場合はそんな感じでした。でもその時は、お庭に注ぎ込むだけのお金の余裕もなくて、それじゃあ自分たちで頑張ってみようということになったんです。
それでも一応、植木屋さんにはお願いしたのですが、「地中海風にしたいから、ソテツやオリーブを植えてほしい」と伝えたのに、なぜか実際に植えられたのはサツキ。ええっ!と思いましたが、テラコッタなどを並べたら少しは雰囲気が変わるかなと気を取り直し、やってはみたもののやっぱりどこか変。
今度はユーカリの木を買ってきて植えてみたら、5mくらいにまで大きくなってしまって。根もどんどん張って、じつはトイレの配管のところまで届いていたんですよ。リガーデンのタイミングがもう少し遅ければ、配管をダメにしてしまうところでした。
庭木には地植えをして良いものと、ダメなものがあるのですね。そんなことも知らなかった自分が恐ろしいです(笑)。
もともとデザインなどを考えるのが好きなので、何とかなるかもしれないと思っていた私。
その考えはどうも甘かったらしいと悟ったのは、ご近所をぐるぐる回って、お庭ウォッチングをするようになってからのことでした。
どういうことかと言うと、素人がつくった庭と、プロの手が入っている庭とでは、あきらかに見た目が違うのです。その違いは、つくられて何年か経った庭で、より明確になっていました。プロは何年か先を考えて、仕事をしているのですね。
やはり基礎の部分はプロにつくってもらわなくてはダメだ。そう実感していた頃に、たまたまポストにチラシが入っていたのをきっかけに、nakashouさんを知りました。
nakashouさんでデザイナーの沙織さんに出会い、長年持ち続けてきた庭のイメージをお話ししました。話を聞いてくれる時の態度や、その後、連れて行ってもらった現場の様子から、nakashouという会社が"お客様の喜びのために仕事をする"という信念に基づいて、仕事をしておられるのが感じとれました。
そして、ついにお庭の設計図ができてきた時、そこにはまさに私が思い描いていた庭がありました。やっと思いをわかってもらえた、私のほしい庭ができるんだ、それは本当に感激の瞬間でした。
庭づくりには、私もガラス玉を埋め込んだりして参加しました。とても楽しかったですよ。
職人さんたちは、いつも現場をきれいにしていて、邪魔なものを脇にどける時でも、とても気を遣って丁寧に扱ってくれて、住みながらの工事でも、全くストレスを感じませんでした。
完成した庭には心から満足しています。主人はこれまであまり庭に出なかったのですが、いまでは気が付くと自然に庭に足が向いています。
私は青いモザイクがきれいなテラスでランチやディナーを楽しもうと、テーブルを物色中。
お庭を変えたことで、暮らしの楽しみがぐんと広がりました。沙織さん、nakashouのみなさん、本当にありがとうございました!
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四季の彩りを愛でながら、優雅にお茶をも見る