暖かくなってくると、視界に緑の割合が増えていきますね。
外出自粛もあり、テレワーク化された方も多いのではないでしょうか。
そうなると、家の中から望む緑の存在を
より一層、意識された方も多いのでは?と思っています。
お庭の仕事をやっている私でさえも、
自宅にいる時間が長くなったことで、
窓からの緑にずいぶん癒されています。
昔から緑色は目に良いって言いますよね。
調べてみたところ、
「緑色には副交感神経に働きかけ、イライラを鎮める」
「緑色の可視光線の波長が一番見やすいので目に優しい」
などなど。どうやら本当のようでした。
すぐに、自分で買ってきて大きな木を植えることは難しいと思うので
取り急ぎの対応としては観葉植物がいいのかなと思います。
しかし、もちろんですが、部屋の植木鉢よりは
お庭に地植えする樹の方がサイズ感が大きいので
得られる緑の量や、緑に包まれている感覚は庭木が勝ると思います。
落ち着いたころ合いにはぜひ、庭木を検討してみてください。
今日は、さて庭木を検討するぞ、となったときに
サブツリーとしてお勧めしたいものを紹介します。
まずサブツリーとは、
シンボルツリーのサブとなる木です。
そのままで、難しく考える必要はありません。
新築計画でいうと、
1階のトイレの壁はお客様も使うし落ち着いた無難な壁紙にするけど
2階のトイレは好きな壁紙にする!みたいな…。
シンボルツリーは、樹形がきれいで、手入れがしやすくて
一般的に老若男女に受け入れられやすい無難なもの、とした場合、
サブツリーはもう少し遊んで、自分の好み一直線にしちゃおう!みたいな。
そういう感覚で良いと思います。
※もちろん、シンボルもサブも「私の好きなやつ!」でも全然OKです。
それはそれで個性が出るし、
自分で自分たちのお庭を楽しめるのが一番ですので。
左がシンボルで、車の手前がサブツリー
さて、話を戻して、今回私がお勧めするのはカツラです。
こちらの樹。
普遍的な感じの樹に見えるので、
先ほどの考え方に沿うと、シンボルツリーでもいいのですが、
シンボルツリーは常緑樹!みたいな風潮がないこともないので
落葉樹であるカツラはサブツリーにお勧めしたりしています。
カツラの魅力は何といっても
この時期の新緑の緑‼
明るい黄緑色がなんとも言えない優しさです。
新緑のころは、まだ葉の厚みも薄いので
日に透けて見えるカツラの葉は
蛍光色を思わせるぐらい明るい鮮やかな色になります。
アプローチ部分に植えると、家の外観をパッと明るくします。
リビング前の庭などに植えて室内から望むなら、
陽の光が当たる時を見逃してはいけません。
また、葉の形も丸っこいので、
近くで見てもかわいらしい樹です。
ハート形ともいわれています。
ちなみに秋にはきれいな黄色に黄葉します。
この状態もとってもきれいです。
新緑に関しては今年は間に合わないかもしれませんが、
今から植えれば来年には間に合います。
寒い冬が明け、ようやく春が来たかなとそわそわする季節に
この明るい緑はもういうことなしです。
ぜひ、サブツリー候補に加えてみてください。